子育て

いじめ対策で行うべき3つの対策を、数百人を担任してきた現役教師が語ります。

【本記事のターゲット】

・誰かからいじめられていると感じて悩んでいる人
・いじめられていると感じているが、どうすればよいのか分からない人
・いじめに悩んでいる人が身近にいる人

子供
子供
なんか、クラスの友達から避けられている気がする・・・。

お母さん
お母さん
うちの子がいじめに悩んでいるんだけれど、どうすればよいのかしら・・・。

学校でのいじめに悩む人は多いです。

そう簡単に消えることのない心の傷を負い、自分の存在すら否定されたような気がし、誰も信じられなくなり自暴自棄になる・・・。

この記事でも触れていますが、いじめはクソです。

誰もが「いじめられたくない」と思っているのに、いつか誰かが加害者になるからいじめが発生してしまう、負のスパイラルです。

僕もこれまで数百人の生徒を担任してきました。僕の学級内で起きたいじめもあり、対策を考え解決してきました。

しかし、いじめられた人の心の傷は簡単には消えません。僕が解決した気になっているだけなのかもしれません。

この記事では、そんな僕の視点で、いじめられたときに行うべき対策を書いてみようと思います。

結論を述べると、

・いじめの内容を記録する
・いじめ対策で真っ先に行うべきは「孤独感」への対応
・いじめへの対策が学校だけで不十分ならば、外部機関への相談も辞さない

が、僕なりに考えた対策です。

3分くらいで読めますし、「いじめられたときにはこう対策すればよいのか」と見通しをもってもらえると思いますので、ぜひ最後までお読みください。

 

いじめ対策の基本は記録

お母さん
お母さん
先生、うちの子が○○くんにいじめられていると言っているんです。学校にも行きたくないみたいで・・・。どうすればよいですか。

学校現場ではよく聞かれることです。悲しいことですが、これが現実。

学校でいじめが起きた場合、我々教師がその対応に当たります。

もちろんなんとかしたいと思っていますし、僕はいじめ対応で3日間授業を全部自習にしたこともありました。

そこで必要になってくるのが正確な情報です。

僕がいじめの相談を受けた際に詳しい情報を教えてもらおうと保護者さんとお話するのですが、かなり細かいところまで伺いたいのです。

それと同時にお願いすること・・・それが

フクロウ
フクロウ
またお子さんと色々お話すると思いますし、僕とも情報交換してもらいたいと思っています。だからこそ、今回の件について記録をしておいていただきたいです。

ということです。

学校だけでなんとかならなかった場合、警察やいじめ相談所など、外部機関に相談することもあるかもしれません。

そんなときに詳細を話すことができるよう、記録は大切なのです。

そんなときに対策となるから、記録は武器になるのです。

記録の大切さは下の記事でも紹介していますが、大人のいじめの場合でも同様です。

お母さん
お母さん
一体どんな内容を記録しておけばよいのですか?

当然な質問ですよね。

間違いなく記録しておいてほしい内容はこれらです。

可能な限り詳細な方がよいです。

・いじめにあった日時と場所
・加害者の名前、人数
・加害者は知り合いか否か
・いじめの内容(特に一回目の時期)
・物的損傷、強奪、金銭的な被害があったか
・いじめられる理由に心当たりはあるか
・反撃はしたか

・・・正直、いじめられている記録をつけることは辛いかもしれません。悲しいかもしれません。

いじめられていることを自覚させてしまうかもしれないし、その場面を思い出して涙してしまうこともあるかもしれません。

しかし、それでも堪えて記録してほしいです。

それがきっと、いじめを解決する糸口になります。信じてください。

 

いじめ対策で真っ先に行うべきは、「孤独感」への対応

いじめられていることを人が自覚したとき、猛烈に襲われる感情はなにか・・・。

いじめられたことに対する怒り、仲間がいなくなるという焦り、悲しみ・・・様々あるでしょう。

その中で突出して感じるものは、孤独感だと僕は考えます。

一人暮らしのとき、風邪を引いただけで急に寂しくなることなんかもよく聞く話ですが、人ってちょっとしたことで孤独感を感じやすいと思いませんか?

いじめとは人にとって猛烈なストレスになっているはず。もちろん風邪とは比べ物にならないほどでしょう。

だからきっと、いじめへの対策の第一歩は孤独感のケアから始まるのです。

お母さん
お母さん
いじめられているとしても、あなたは悪くないよ。堂々としていなよ。

というメッセージも勇気付けになるでしょう。

しかし、それだけでなく

お母さん
お母さん
あなたには他の友達もいるし、私たち家族もいるよ。一人じゃないよ。

ということも伝えてあげてください。

 

いじめへの対策が学校だけで不十分ならば、外部機関への相談も辞さない

恥ずかしながら、そして断腸の思いではありますが、学校だけでいじめが解決できないケースもあります。

学校は組織上、学校長の判断で全てが決まります。つまり、学校長の判断がミスっているといじめを正しく解決できません。

そして経験上、いじめにガムシャラになるほど真摯に取り組む学校長は少ないです。

もちろん真摯に向き合ってくれる学校長と出会ったこともありますが、自分の立場を優先して考える人が多いのも僕の感覚としてあります。

ニュースにもなっている、教育委員会が記者会見を開いているシーン、ありますよね?

いじめの把握、対応、調査・・・学校長の判断が狂えば全てが狂うのです。

しかし、だからといっていじめを放置するわけにはいきませんし、僕含め多くの担任はそのつもりもありません。

だから、学校に任せておいても解決できないと思ったら警察など外部機関に相談してください。

もしくは、

お母さん
お母さん
いじめが解決しないようなら外部機関に相談することも考えています

と学校に伝えてみましょう。

僕が担任だったら納得します。というより、僕の力不足でそこまでの決断をさせてしまって申し訳なくなっています。

もし学校が「いや、それはちょっと・・・」とかの反応をしたときは、何かしらの後ろめたさがあるかもしれないので、まだ追求できる余地があります。

相談先としては、法務省から「子どもの人権110番」という窓口がつくられています。

>>>法務省「子どもの人権110番」

または警察でもよいと思いますが、警察だと「学校に連絡したのか」と言われる可能性もあります。

「子どもの人権110番」などはいじめ対策の専門家がいるので、よりスムーズでしょう。

その際にはいじめの記録を持ち込みましょう。

物的証拠があれば、なおさら真剣に話を聞いてくれます。

 

いじめ対策は徹底的に

冒頭で述べた通り、いじめはクソです。

「いじめられる側にも問題がある」「いじめなんか気にする必要ない」

そんな声が聞こえてくることもあります。

若い先生なんかだと、子どもに対して言ってしまう人もいます。

フクロウ
フクロウ
そんなわけあるか!いじめがどんだけ苦しいと思ってんだ!

いじめに悩む生徒を見る度にそう思います。

最近ではSNSのいじめなど、いじめの幅も残念ながら広がっていき、自殺という最悪の結末になってしまうケースも報道されています。

何があったとしても、いじめられて泣き寝入りしなくちゃならない理由になんてならないんです。

何があったとしても、いじめを許す理由になんてならないんです。

記録を取るのも、孤独感への対応も、外部機関への相談も、徹底的にやりましょう。

加害者への攻撃を徹底的に行うのではなく、子どもを守ることに全ての力を使いましょう。

少しでもいじめで苦しむ人が減ってほしいと願ってこの記事を書きました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

いじめ対策まとめ

・いじめについて記録をとる
・孤独感を真っ先にケアする
・学校だけで解決できなさそうならば外部機関に相談をする
・加害者への攻撃ではなく、子どもを守ることに尽力する

では、また。

ABOUT ME
フクロウ
フクロウ
公立学校で教員をしています。 毎年担任をしていますが、持ち帰り仕事や休日出勤はゼロです! 試行錯誤しながら考えた仕事術なんかを書けたらと思います。 他にも、学生や保護者向けの記事、趣味全開の記事など書きます。 物書き楽しい!!
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