パソコンは高価だから失敗したくないわ・・・。


どうも、ロアです。
子供に買い与えるパソコン、悩みますよね。今やGIGAスクールが始まり、子供が一人一台パソコンを持つのが当たり前の時代です。
しかし、学校用のパソコンは色々制限もあるし、実際これからの時代を考えても我が子にパソコンを慣れさせておきたい・・・。
でもでも、親世代としてはパソコンってトラブルがあったり壊れたらシャレにならかったりするイメージもあるし・・・なんて、悩みの種は尽きませんよね。
ということで今回は、子供向けパソコンのプロである私が、子供がプログラミング学習をするのになぜChromebookがおすすめなのかを解説していきたいと思います!
一応、小学校が児童用に用意するパソコンを選別するポジションにいたこともあり、どんなパソコンが子供に向いているのかは熟知しているつもりです。
また、実際に子供がパソコンを持ったらどんなトラブルがあるかもたくさん、それこそ山のように経験してきたので、そのあたりも踏まえてChromebookの魅力をお話しします。
子供向けプログラミングにChromebookがおすすめな理由①とにかく安い
パソコンって高いですよね。Windowsの一般的なモデルでも約8万円、おしゃれ系パソコンのMacbookは最安で10万円します。
一応、Windowsには4~5万円のモデルも存在するのですが、正直快適に使えるとは口が裂けても言えず、インターネットサーフィンすらカクつくレベルのモデルが多いのです。
「子供にパソコンを与える」と考えたとき、真っ先に思い浮かべるのは

ではありませんか?
いきなり10万円するパソコンを小学生に買い与えて、数日で壊されては保護者さんからしたら泣くに泣けませんよね。
Chromebookは高価なモデルこそ10万円クラスのものもありますが、基本的に3~5万円で収まるモデルがほとんどです。
例として、この「Lenovo S330」というモデルは人気爆発中の高評価Chromebookなのですが、大体2~3万円の間で価格が推移しています。
Chromebookの何がすごいって、価格が安くてもサクサク動き、低価格のモデルと高価格のモデルで性能差がそこまでないところなんです。
サクサク感だけでいったら15~20万円する超高機能なWindowsやMacbookと比べても遜色ありません。

という用途にはChromebookは向きませんが、インターネットを使って調べたり学習したりする用途ならばChromebookは最適です。
プログラミングもパソコンにとって重い作業ではないので、Chromebookでサクサク動かすことができます。
2~3万円が安いとは言いませんが、子供が壊してしまったとしてもWindowsやMacbookといったパソコンより財布のダメージも少なくて済むのは不幸中の幸いって思えそうですよね。
子供向けプログラミングにChromebookがおすすめな理由②ウイルス対策ソフトが必要ない
もし大人が新しいパソコンを買ったとして、セットアップの後すぐに行うのはウイルスソフトのインストールではないでしょうか?
ウイルスバスターなどが有名ですが、やっぱりウイルスは怖いですよね。
ChromebookはGoogleが作っているパソコンなのですが、天下のGoogle様が作っていることもあり、なんと独自のシステムで勝手にウイルスから守ってくれるような仕組みになっています。
(仕組みの内容は難解すぎて説明できる気がしないので割愛します)
簡単に言っちゃえば、Chromebookはウイルス対策ソフトを入れなくてもGoolge様が勝手に守ってくれるということです。
もちろんそれでも100%ウイルス感染しないとは言えませんが、それはどんなウイルス対策ソフトを入れていても同じこと。
しかもGoogle様の守護は無料で自動アップデートされていき、守護のレベルが上がっていきます。
これはどういうことかというと、ウイルスって日々どんどん増殖しているので、新しいものがわんさか出現してくるんです。
仮にめちゃくちゃ強い最強なウイルス対策ソフトを入れていても、入れた時点で全てのウイルス全てを駆除できたとして、新種のウイルスには対抗できません。
そのためウイルス対策ソフトにも「最新版にアップデート」みたいな機能があるのですが、これは有料な場合が多いです。
これをGoogle様は無料かつ自動で勝手に気付かないうちにやってくれるので、まさに鉄壁の城塞。頼れる騎士ってことです。
「価格が安い」というメリットは上述しましたが、端末の安さだけでなく、ウイルス対策ソフトを入れなくてよいという面でも金銭的に優しいですね。
子供向けプログラミングにChromebookがおすすめな理由③タッチパネル対応モデルが多い
ChromebookはGoogleの本拠地アメリカではもう子供向けパソコンとしての地位を確立しています。
米国では、2016年の調査でK-12(日本でいうと幼稚園から高校3年生まで)の教育機関で導入されたパソコンやタブレットなどモバイルデバイスにおける Chromebookのシェアが58%という調査結果が発表されています。この流れは米国だけではなく、教育先進国のスウェーデン、ニュージーランド、カナダといった国々でもChromebookがK-12で一番利用されているという調査結果も発表されています。
(引用:ICT教育ニュース)
価格が安くウイルス対策ソフトが不要なだけでChromebookは選ばれていません。なぜなら、それならばiPadでも良いからです。
「子供が学習のために使う」と考えた場合、まず引っかかりになるのはタイピングです。
私も数多くの小学校や中学校を見てきましたが、タイピングのスキルは子供によってばらつきが大きかったです。
学校によっては小学4年生の時点で我々大人と同じくらいの速度でタイピングをこなすところもあれば、中学2年生で人差し指しか使わないタイピングをしているところもありました。
それが良い悪いというわけではなく、学習のために使うならばタイピングが得意な子も苦手な子も、みんなが等しく使えなければなりません。
そもそも小学3年生でアルファベットを習うこと考えると、小学1~3年生までタイピングはできないと考えた方が良いですからね。
そう考えると、子育て用のパソコンはただのパソコンでは足りず、タッチパネルに対応していることが求められます。
最近では「2in1」という、タッチパネルに対応したパソコンも増えてきましたが、大人でタイピングをバリバリできる人はタッチパネルをほとんど使うことはないと思います。
しかしこれが子供の立場だと、タイピングはできなくても指やペンで考えを表現することができ、タイピングにとらわれずに学習に集中することができるのです。
Chromebookはタッチパネルに対応しているモデルが多く(というかほとんど対応しています)、子供が学ぶために最適な条件で作られていることが分かります。

と思われるかもしれません。
もちろんiPadで学習も可能です。しかし、iPadはどこまでいっても”タブレット”であり”パソコン”ではないんです。
Chromebookは、タッチパネルに対応した”パソコン”だからこそ子供の学びにとって価値があります。
パソコンとタブレットの違いについては、それだけで1記事書けてしまうのでここでは省略しますが、タブレットの学習”しか”行わなかった場合、パソコン特有の仕組みを学ぶことがありません。(フォルダとかシャットダウンとか)
パソコンの仕組みを学びながらもタッチパネルに対応していてプログラミングなどの学習に集中できることはChromebookならではの強みなのです。
子供向けプログラミングにChromebookがおすすめな理由④動作が軽い

と感じる人は多いと思うのですが、これは子供になるととても顕著になります。
私が授業した中にもいましたが、パソコンの動作が重くなった瞬間イライラして離席して教室の中を歩き回る子供もいました(笑)
でもそうですよね。せっかく集中して学習しようとしてパソコンを使っているのに、学習と関係ないパソコンの動きの時点で邪魔されたらやる気が下がるのも当たり前です。
パソコンは使用しているとどんどん動作が重くなっていきますが、それはパソコンの中身にデータが貯まっていくからなんです。
結論を先に言うと、Chromebookはいくら使っても買った瞬間のサクサク感を維持できます。

と思われるかもしれませんが、それはちょっとした仕組みがあるんです。
ChromebookはGoogleアカウントを使って使用しますが、Googleアカウントには「Googleドライブ」というオンラインストレージが付いています。
「iCloud」「DropBox」などがオンラインストレージとしては有名ですが、それのGoogle版です。
要は、インターネットに存在する金庫みたいなものです。
ChromebookはこのGoogleドライブにデータを貯めていく仕組みになっているので、Chromebook自体の中身にデータをほとんど保存することがありません。
Googleドライブの中にはたくさんのデータが貯まっていきますが、インターネットの世界の話なのでChromebook自体は全然重くなりません。
ちょっと複雑なので簡単にまとめると

ということです。これで子供のイライラともおさらばです(笑)
ちなみに
もしChromebookを使っていて重く感じることがあるとすれば、それはWi-Fiの問題であることが多いです。
その場合は無線LANルータ(Wi-Fiを飛ばす道具)を新しいものに変えてみると改善されることがあります。
私は「メッシュルータ」というルータを使っているのですが、高速で使うことができ快適です。
子供向けプログラミングにChromebookがおすすめな理由⑤データを親が見守りやすい

子供にパソコンを与えるとなったとき、気になるのは故障や金額だけではありませんよね。
どれだけ安く頑丈なパソコンでも、まず第一にやっぱり安全に使ってもらいたいですよね。
WindowsPCなどの場合、パソコンの奥深くにデータを入れたり、フォルダにパスワードをかけられたりすると、保護者さんの目の届かないところで子供がパソコンを使ってしまうことがあります。
Chromebookは、前述のとおりGoogleドライブというインターネットにある金庫にデータを保管していきます。
そして、そのGoogleドライブはGoogleアカウントにひもづいています。
ということは、保護者さんがChromebookのGoogleアカウントのパスワードを知っていれば、保護者さんのスマホなりパソコンなりで子供のGoogleドライブを見ることができます。
つまり、子供がどんなデータを保存しているかを監視見守りやすいということです。
子供がプログラミングなどを学習するならChromebookが最適
ということで、子供がプログラミングなどを学習する際にChromebookがどれだけ有効かをお伝えしてきました。
- 価格が2~5万円と安い
- Google様の守護によりウイルス対策ソフトがいらない
- ほとんどの製品がタッチパネルに対応
- いつ使ってもサクサク動く
- Googleドライブにデータを保存するので、保護者が見守りやすい
公立学校でもChromebookを取り入れ始めたところが多く、自宅でも使っていれば学校の学習がスムーズになることも副産物的なメリットとしてあると思います。
多くのメーカーがChromebookを販売しているので、ぜひお気に入りのモデルを見つけてみてください!
ではまた~。