音楽

ステージピアノの頂点「YAMAHA CP4 STAGE」レビュー!「Numa Concert」「RD-2000」との比較もしてみます。

 

どうも、フクロウです。

 

今回は、僕の趣味の1つでもあるピアノについて商品レビューでもしてみようと思います。

 

先にギターについての記事を書いたんですけど、ギターよりもピアノの方が歴は長いんですw

 

 

 

元々、電子ピアノであるRolandの「DP-90S」を持っていたのですが、実家から出て一人暮らしをするときに流石に電子ピアノは持って行けず、今は実家の僕の部屋で留守番をしています。

 

ピアノはギターやベース、バイオリンなどと違ってサイズが大きいので、僕と同じように置きっぱなしになってしまった方も多いのではないでしょうか。

 

それを解決するためのピアノが「ステージピアノ」です。現在、多くのメーカーが競って開発を進めているステージピアノを購入してみたんですが・・・これがめちゃくちゃ良いんです!

 

僕が買ったのは、YAMAHAの「CP4 STAGE」です。

 

しかし、CP4に最終決定するまでには多くのモデルと比較してきました。悩んで悩んで悩んで・・・それで結局CP4に帰ってきたのです。

 

CP4は現在ステージピアノの頂点といっても良いでしょう。その魅力をお伝えします!

 

 

 

 

ステージピアノってどんなピアノ?

 

まずは、ステージピアノというピアノについて知ってもらうために、ピアノの種類について書いてみます。

 

最高の音質を保証するグランドピアノ

 

おそらく「ピアノ」と聞いて、多くの方が思い浮かべるのは学校の音楽室にあるようなグランドピアノではないでしょうか。

 

 

とにかく巨大で、専門の業者の方でないと設置や運搬ができないほどです。

自宅にグランドピアノを置こうと思ったら、ピアノ専用の部屋を1つ設けないと無理でしょう。

 

価格も高価で、ピアノの王様的なポジションです。コンサートホールなどに置いてあるグランドピアノは1つで数千万くらいするものもあります。

 

サイズ、価格ともに規格外のため、その長所はやはり音質。

 

後述しますが、理論上グランドピアノの音質をこれからの電子ピアノなどが凌駕することはありえません。音質は全てのピアノの種類の中でも最高。ピアノ奏者はグランドで弾くときにあまりにも音質が良すぎて「自分が上手くなった」と錯覚するほどですw

 

ただ、1人暮らしをする~ってなってこのグランドピアノを持ち歩けるか?と言われると・・・まあ無理ですよねw

 

ほどよい大きさのアップライトピアノ

 

続いて、アップライトピアノです。

 

これも見たことある人は多いと思いますよ。グランドピアノよりも遥かに小型ですが、まだ重量は重いです。音質はグランドよりは落ちますが、それでも「生」の音を響かせることができるピアノではあります。

 

 

部屋の隅に置いておけばそこまで邪魔にはならないので、多くの家庭で置かれていると思います。

 

手軽に生音を取り入れたい・・・そんな願いがあるピアノ奏者の方はアップライトを購入する方も多いですね。

 

家庭で練習する際に最適な電子ピアノ

 

”電子ピアノ”と言ってしまえばステージピアノも電子ピアノの一種類に含まれるのですが、とりあえず本項ではアップライト型の電子ピアノを指すことにします。

 

僕が持っていたのはRoland「DP-90S」ですが、古いモデルなのでもう市場に出回ってはいません。後継機としてはこのDP603ですね。

 

象牙調のめちゃくちゃ良い鍵盤を使っていて、引き心地はグランドまでとはいかなくてもアップライトと同等の引き心地でした。

 

電子ピアノの長所は、なんといってもヘッドホンが使えるということ。

 

例えばマンションに住んでいる方だったり、夜遅くにしか練習できない方だったり、子供が生まれたばかりで大きな音が出せなかったり・・・様々な環境により、グランドやアップライトには「弾くための制限」がかかってきます。

 

電子ピアノは全てのモデルでヘッドホン端子が付いているので、外部に音を出すことなく練習することができます。

 

また、電子楽器であることをいかして、ピアノ以外にもバイオリンやギター、ドラムなど多くの楽器の音を奏でるシンセサイザー的な扱い方ができるのも強みです。

 

ちょっと専門的な話になりますが、MIDI端子も付いているのでオーディオインターフェースを噛ませてやればDAWのピアノロールに直接入力したり、オーディオ端子を利用してやれば直接録音したり・・・というデジタル的な使い方ができるのも電子ピアノの長所ですね。

 

逆に欠点といえば、その音質と重量。

 

重量については、重いです。男1人で移動させることは難しいでしょう。

 

音質については上述しましたが、どうやってもグランドより劣ります。

 

なぜなら、電子ピアノと呼ばれる楽器は、”グランドピアノの音を録音したデータ”を書き込まれているためにピアノの音を奏でることができるからです。

 

デジタルなデータなので圧縮したり編集したりとできるわけですが、逆にいえば音質の大元であるグランドピアノの音質を越えることはできないわけです。

 

持ち運びが気軽にできるステージピアノ

 

さて、やっとステージピアノの登場です!

 

ステージピアノってなんぞや?って思ったら、イメージしてもらえばいいのは「ライブで使われるピアノ」と思ってもらえれば大体当たっています。

 

 

これは高井息吹さんのライブですが、こういった小さめのピアノをテレビか何かで見たことないですか?Mステとかでもたまに出ますね。

 

これがステージピアノです。パッと見るとシンセサイザーと見分けがつかないのですが、多くの音色を出すことに重きを置いたシンセサイザーと違い、このサイズでありながらピアノの音質に特化している面で差別化されています。

 

もちろんシンセサイザーでピアノの音を出すことはできるし、ステージピアノで電子ピアノと同様に他の楽器の音を鳴らすこともできます。要は、どこに重点を置いているか、ですね。

 

ステージピアノはライブハウスなどに持ち込んで演奏することを最優先に作られたピアノなので、グランド、アップライト、電子全てのピアノにできなかった「気軽に移動」が可能になっています。

 

もちろん重いですよ?ステージピアノとはいえ20kg弱くらいはします。でも20kg弱くらいならなんとかなる気がしませんか?電子ピアノとかアップライトなんて50kgくらいしますよw

 

ヘッドホン端子は当然付いているので、家での練習はもちろん、ライブや「ちょっとどこかに持っていく」ということが唯一可能となっているピアノでもあります。

 

欠点は音質ですね。グランド、アップライト、電子と引き比べてみると、やはり音質面はまだ敵わない部分があります。けれどそれはサイズの大きさからくるものなので、ある程度は仕方がないことです。

 

それに、正直相当集中して聞き込まないと差がわからない程度にはステージピアノの音質は進化しています。

 

実際楽器屋に行って「ステージピアノを弾かせてください」と伝えて試奏してみれば分かりますが、理論上音質は他三種より劣るはずなのに、ほとんど違いがわからないと思います。

 

まとめると、こんな感じですね。”移動”は部屋内の移動ではなく、どこか外に運び出すことをイメージしてください。

 

長所 短所
グランドピアノ 音質と引き心地は最高 価格が尋常じゃないくらい高い。重い。

スペース取る。移動できない。

アップライトピアノ 手軽な生音と省スペース 生音なので演奏時間帯が限られる。

移動できない。

電子ピアノ ヘッドホン完備。

多くの楽器を鳴らすことができる。DTMとの相性が良い。

重くて移動できない。
ステージピアノ ヘッドホン完備。

多くの楽器を鳴らすことができる。DTMとの相性が良い。

移動ができる。

音質は他三種よりも劣る。

(実際はほとんど違いは感じない)

譜面台がオプションになっている

 

という感じですね。電子ピアノとステージピアノの長所が被っていますが、それは当然。大きく見ればステージピアノは電子ピアノの一種類なので・・・。

 

 

 

スポンサーリンク

なぜ「CP4 STAGE」なの?

 

では、ステージピアノの良さが分かってもらえたところで、数あるステージピアノの中で、なぜ「CP4 STAGE(以下CP4)」が良いのかを書いていきます。

 

 

贅沢に使用された象牙鍵盤

 

ピアノ奏者にとって鍵盤は音質以上に重要視される項目です。

 

最高の音質でもペコペコした鍵盤では満足できないですよね。

 

CP4は、表面は人口象牙、中身は木製で作られた鍵盤を使用しており、本来木製鍵盤となるグランドピアノとタッチの差はほとんど感じません。

 

 

どうですか、表面の白い象牙と内側の木製部分が分かると思います。

 

象牙の部分はYAMAHAっぽいツヤツヤした感じで、鍵盤を押し込んだ後の反発が気持ち良いです。

 

鍵盤には重厚感がありますが、トリルや連打をしてみても鍵盤の返りが遅くなるイメージはありません。

 

もうこの鍵盤を採用しているだけでCP4購入のきっかけになっても良いくらい上質な鍵盤です。

 

2000万円級のグランドピアノを録音した音質

 

電子ピアノやステージピアノは、他のピアノの音を録音(サンプリングといいます)して、そのデータを元に音を鳴らす楽器です。

 

そのためグランドピアノに適うことはない・・・と上述しましたが、

 

「じゃあ、そもそもサンプリングしたグランドピアノが最高のグランドピアノだったら?」

 

という問いが出るはずです。そして、その答えこそがCP4の音質に繋がっています。

 

CP4には3つのピアノをサンプリングしたデータが書き込まれています。

 

「CFX」「CFⅢS」「S6B」です。

 

それぞれとにかく高価で音質は世界でもトップクラスです。キャラクター(S6Bは柔らかい音がする・・・とか)は違うものの、これらのピアノをサンプリングしたCP4は、正直音楽室にあるグランドとかよりも遥かに良い音がします。

 

CFXなんて19,000,000円ですからね・・・。

 

この音をCP4だと約17万円で鳴らすことができるわけですから、お得感がすごいですよね。

 

 

上の写真のグレーのボタンで音質を変えるのですが、ピアノ以外にも多くの楽器をサンプリングしてあります!

 

広いフリースペース

 

これは完全に個人的なところです。ピアノとしては鍵盤と音質が完成していれば文句なしなので、まあおまけだと思ってください。

 

 

CP4は空いているスペースが広いので、けっこう自由に物を配置できます。

 

別に置かなければならないわけではありませんが、ピアノもデコレーションされているとテンションが上がるのは僕だけですかねw

 

 

 

「Numa Concert」「RD-2000」「CP4 STAGE」比較してみた!

 

CP4の素晴らしさは分かってもらえたと思います。では、ステージピアノの対抗馬として

 

・Studiologic社「Numa Concert(以下ヌマコン)」

・Roland社「RD-2000(以下RD)」

 

の2機種を用意して弾き比べてきました!その上でなぜCP4が選ばれたのかを書いていきます。

 

「Numa Concert」ってどんなピアノ?

 

まずはヌマコンですね。

 

 

そもそも、studiologicというメーカーをご存知ですか?

 

studiologic社はFATAR社という世界的に有名な鍵盤メーカーと提携していて、ほとんどのモデルにFATAR製の鍵盤が採用されています。

 

最近ガンガン市場の上位に進出してきて、今最も勢いのあるメーカーといっても過言ではありません。

 

コンセプトがはっきりしていて、他にも「軽量、スピーカー内蔵」をウリにしている「Numa compact」は現在大ブレイクしています。

 

numa compactはコンセプトに特化した良商品なので紹介してみましたが、あくまで今回のCP4と比較対象となる商品はヌマコンです。

 

ヌマコンのサンプリングサイズは、堂々の1GB

 

一般的にサンプリングのサイズが大きいということは、それだけ緻密にサンプリングが行われたということ。CP4は正確な容量は公開されていませんが、周りの評価を見てみると1GBはなさそうです。

 

当然鍵盤はFATAR製の木製鍵盤。この鍵盤はね・・・やばい。ピアノ奏者なら1タッチでもう戻れなくなるかもしれないです。

 

「Numa Concert」VS「CP4 STAGE」結果は?

 

僕ね、本当は最初はこのヌマコンを買おうと思っていたんですよ。

 

性能的には申し分ないし、1GBのサンプリング容量なんて音質には文句なしだし、FATAR製鍵盤だし・・・。

 

価格も同じ帯域。では、なぜCP4にしたのか?

 

その答えは、ブランドです。

 

我々日本人の耳はYAMAHAに支配されているといっても過言ではありません。幼いころから聞いていたCDやライブで聞こえてくる楽器の音、とりあえずYAMAHAの音を聞きながら生活してきたために、YAMAHAの音に耳が慣れきってしまっているのです。

 

ヌマコンとCP4を両方展示していて、同時に弾き比べできる店まで行ってきて試奏しました。

 

たしかにヌマコンの音質は最高でした。鍵盤ももちろん申し分なし。

 

だけど・・・何か違うんです。

 

CP4の音はブライトで輝かしい音です。高音の抜けを重視してあり、とにかく明暗がはっきりしていて表情がコロコロ変わる音です。

 

対してヌマコンは上品すぎて、なんというか・・・落ち着きすぎているイメージでした。均一的って表現が合うかもしれません。ショパンの「ノクターン」とかなら似合うかな~って感じです。

 

簡単に言ってしまうと、僕はヌマコンの音で満足できなかったんです。音質が良いのはわかるけど、物足りなさを感じてしまいました。特に盛り上がる場面で強めに弾いたときには、その差が顕著に感じられました。

 

鍵盤勝負も互角。FATARに迫るYAMAHAの鍵盤の凄さを痛感しました。

 

「RD-2000」ってどんなピアノ?

 

YAMAHAと昔から競い、ライバル関係にあるメーカー、それがRolandです。

 

僕が持っていた電子ピアノ「DP-90S」はRolandの製品でしたし、僕が初めて購入したDAWは「Sonar X1 Production Suite」でした。Roland製品好きなんですよね。

 

だからこそ、Rolandから出ているステージピアノ「RD-2000」ももちろん候補に入っていました。

 

鍵盤は自社製のPHA-50という木製鍵盤。

 

正直、鍵盤でいえばRolandは有名ではないものの良質です。FATAR、YAMAHAと肩を並べる鍵盤を持っています。どちらかというとこの2社よりもザラザラしている質感なのがRolandの特徴ですね。好みが分かれると思います、僕は好きです。

 

音源は、「V-テクノロジー」というRoland独自の技術を使って音質を確保しています。

 

V-テクノロジーは、CP4やヌマコンのピアノ音源の根幹である「サンプリング」という方法ではないのです。「物理モデリング」という、データ上でハンマーの振動だったりダンパーの響きだったりを”仮想的に”再現しているのです。書いていて申し訳ないですが、難しいですよね・・・。

 

しかし、とりあえず実績を考えてみると、RolandにはこのV-テクノロジーを採用した傑作「V-Piano」が存在します。このV-Pianoは価格帯が違いすぎるので今回比較対象にはなっていませんが、ファンも多い傑作商品となっています。

 

ニコニコ動画や東方の演奏でおなじみの、「まらしぃ」さんが愛用していることでも話題になりましたね。

 

このV-Pianoと同等な技術が使われているというだけあり、やはりピアノの音源は良いです。

 

また、物理モデリングの技術はピアノだけに限った話ではないので、エレクトリックピアノ(エレピ)や他の楽器の音質もかなり上々です。

 

「RD-2000」VS「CP4 STAGE」結果は?

 

僕はRolandはかなり好きなメーカーなので、最後までRD-2000は悩みました。

 

しかし最終的に感じたのは、僕がサンプリング音源が好きだったということ。ヌマコンの時と同じです。どちらも良い音質なのは間違いないんだけれども、僕はYAMAHAの音が好きだった、ということです。

 

また、RD-2000はどちらかというとシンセサイザー的な要素も強く、ピアノだけに特化している雰囲気がなかったんです。もちろんピアノ音源も素晴らしいのですが、”ピアノに特化している”という面で見るとCP4かな、という判断に至りました。

 

ただ、ライブで使うことを考えるとピアノの音だけを鳴らすわけではないと思うのでRD-2000という選択肢は相当強いです。それだけ、「様々な音がハイレベルにまとめられた商品」であることは確かです。

 

僕はとにかく「良い鍵盤」と「良いピアノ音質」が欲しかったのでCP4にしました。ここらへんはニーズによりますよね。

 

 

 

「CP4 STAGE」は現在最高のステージピアノである

 

「CP4を買おう!」

 

と思うと、大体他の候補としてあがってくるのがRD-2000やNuma concertなので、実際に試奏したことを踏まえてCP4購入と至った理由を書いてみました。

 

価格は約17万円。高そうに見えますよね・・・。

 

しかし、2000万円級のピアノ音源をサンプリングしているわけだし、鍵盤も上質。ブランドは安心と安定のYAMAHA。とにかく売れまくった商品なので、どの楽器屋に行っても情報は手に入るし修理依頼もできる。

 

数々のスマッシュヒット商品を出してきたYAMAHAの中でも、現在最高傑作と言えるのではないでしょうか。

 

もちろん、RolandのV-PianoやYAMAHAのCP1とかを候補に入れればCP4は見劣りするでしょうが、そもそも価格帯が違うので比較対象になるわけではないですし。

 

CP4を買えば間違いないです。僕は毎日CP4でピアノを弾くのが楽しくて飽きがきません。

 

あ、ちなみに多くのステージピアノには譜面台が付いていません。オプションの商品となり、別途購入する必要があります。なので、僕は脚立式の譜面台を1つ買ってCP4の近くに置いています。純正は高いんですよね・・・。

 

僕が使っているのはこの商品ですが、こんな感じで使っています。

 

 

これでステージピアノでも楽譜を使って練習できます!

 

というわけで、YAMAHA「CP4 STAGE」のレビューでした!

 

では、また~。

 

 

ABOUT ME
れぽん
れぽん
公立学校で教員をしています。 毎年担任をしていますが、持ち帰り仕事や休日出勤はゼロです! 試行錯誤しながら考えた仕事術なんかを書けたらと思います。 他にも、学生や保護者向けの記事、趣味全開の記事など書きます。 物書き楽しい!!
こちらの記事もおすすめ!