子育て

【モンスターペアレント】現役教師が語る、衝撃の事例と対応5選!

 

「モンスターペアレント」という言葉が世間に流れ、何年が経ったのでしょうか・・・。学校現場の教師をやっている僕も、この言葉には敏感になってしまいます。

でも紹介しましたが、モンスターペアレントは実際には子供が可愛くて、その思いが少し暴走してしまっている状態だと考えています。

しかし、実際にはとんでもない要求をされることも多く、その対応に追われてしまうことも多いのが実情です。

フクロウ
フクロウ
いや、そんなことまで言われんの・・・

みたいなことが起こっているわけで、「子供を良い環境で生活させてあげたい」という親の願いと、「子供を成長させたい」という教師の願いが、上手いこと擦り合わないことが多いわけです。

そして教師と保護者の間の関係が不穏になっていき、最終的にはその子供が間に挟まれて被害者になってしまう結末になります。

そこで今回は、今まで僕が経験してきた保護者さんからの要求や発言のなかで、

フクロウ
フクロウ
これはセーフ・・・じゃなくね?

という過剰なものを紹介してみたいと思います。なぜこんなことを書く気になったかというと、これを読んでいる保護者さんに

お母さん
お母さん
そんなこと言われたら学校に何も言えなくなっちゃうじゃない!

となってほしいわけではなくて、逆なんです。

お母さん
お母さん
ああ確かにこれはやりすぎだわ。じゃあ子供のことを純粋に相談したいだけなら良いのね

と思ってほしいのです。子供に関しての相談なら我々もいつでもウェルカムですので!

 

モンスターペアレントの衝撃事例①:「担任を変えろ」

 

これは若手の先生がよく言われる言葉ですね。最近は女性の先生に対しての当たりが強くて、女性相手でも割とキッツい言葉が使われます。

僕がこのセリフを言われたのは、忘れもしない教師歴2年目の時・・・。

どうやら、昨年度よりも成績が下がってしまったらしく、保護者さんは授業のせいだと思ったらしいんです。

もちろんそれだけならばこちらにも不備はあるので、謝る部分もあります。そりゃ新しい担任になって成績が下がったら文句を言いたくもなります。

そうならないように我々は授業を必死にやっているわけですが。

ただね・・・このケースはちょっと例外で、授業は結構な頻度で寝てたんですよ。習い事もたくさん行っていて宿題提出率も微妙。

そこで、学校の様子を保護者さんに伝えたら激昂され、この言葉を言われました。

お母さん
お母さん
あんたがまともな授業しないから成績が下がってるの!それを子供のせいにするってどういうつもり!?担任変えなさいよ!

結局、ここの生徒さんは僕が担任している間には生活習慣の改善は見られませんでしたね・・・。

 

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モンスターペアレントの衝撃事例②:「運動会をもっと見やすい場所で見させろ」

 

運動会はどの学校でもまだ行われている行事だと思います。

また、業界の人間じゃないと知っている方は少ないと思うのですが、通知表って実は作らなくても良いんですよ。

通知表はそこの校長が作るって言っているから作っているものであって、義務じゃないんです。

最近は働き方改革の一貫で通知表がなくなった学校もありましたね。

と、少し脱線しましたが、運動会は「体育的行事」という学校行事の一貫で、基本的には学習の一部です。

だから通知表よりも優先度は高いという見方もできます。なにより子供が好きですし、運動会。

で、今回はその運動会の話。運動会は、校庭の隅にブルーシートを広げて、運動会の様子を見ながら1日のんびり過ごす、というイメージをおもちかと思います。

 

(イメージです)

ですが、最近の傾向としてこのスタイルは見直され、”席取り禁止”の学校も増えています。理由はこの3つ。

 

・席取りのために朝早くから学校周りが賑わい、周辺住民に迷惑がかかる
・取った席からしか見られない、もしくは席が取れないと近くで見られない
・近年の災害的な酷暑

 

特に酷暑の問題は深刻で、運動会を秋ではなく春に実施する学校もどんどん増えてきていますね。

そして、我々教師は当日は生徒の体調管理だけで精一杯ですが、結構保護者さんで体調を崩される方も多いです。

なので、お昼休みにずっと炎天下にいられるとお互い大変なので、そもそも席取りをなしにして、みんなで平等に見ようね〜という風潮が広がっています。

そんな中で起きた抗議。それはこんなセリフ。

お母さん
お母さん
子供の演技が近くで見られないじゃないの!どうしてくれるのよ!早く前の方にいる人たちに退くようように言ってきて!

というもの。あ、ちなみにこの記事のセリフは多少「柔らかく」してお伝えしております。

原文ではありませんが、実際にはもっと口汚い罵詈雑言って感じです(笑)

しかし、このセリフを言われた時、その保護者さんのお子さんが出る演技ではなく、その前のプログラムだったんです。

つまり、現在進行形で行われているプログラムに参加している生徒の保護者さんが熱心に見ている最中だったんです。

フクロウ
フクロウ
今は違う学年の保護者さんたちが見ているので、もう少しだけお待ちいただけませんか・・・?

という言葉を、「なんでこんなこと言われなきゃならんの」という本音を押し殺して言いました。

しかし不機嫌は直らず、「使えねーな」と捨て台詞を吐かれて場所を移動していました。

たまたま親しくしてくださっている保護者さんが近くにいて、やりとりを見ていたので、

お母さん
お母さん
あんな風に言われても困りますよね。先生気にしないでくださいね。

と言っていただけ、心が救われました。

それと同時に、クレームをつけてきた方は、そのやり取りを見られただけで、教師だけでなく他の保護者さんからもモンペ認定されたわけですね。

 

モンスターペアレントの衝撃事例③:「朝迎えに来い」

 

今回は、僕ではなく知り合いが言われた内容です。不登校の場合、教師が家まで迎えに行くことは、解決の手法として取ることがあります。

しかし、当然ですが不登校への対策や体調不良などの緊急の場合を除いて、学校には子供だけで登校してもらいます。そんな中言われたらしいのが、

お母さん
お母さん
うちの子、なかなか朝起きられなくて・・・。もし可能だったら、朝迎えに来ていただくことはできませんか?

というセリフ。言葉自体は綺麗なものかもしれませんが、内容はぶっ飛んでます。というか、

フクロウ
フクロウ
え、お母さんは起きないんですか・・・?

という話ですよね。当然断ったのですが、その後も無断遅刻などが多く、手をかける必要があったそうです。

ちなみに学校に無断で遅刻や欠席をすると、学校側からすると安全面を考えて警察に連絡することになります。

 

モンスターペアレントの衝撃事例④:「うちは宿題やらせないから!」

 

そもそもの話なんですが、宿題は義務ではありません。

宿題を出していない教師も増えてきており、海外では「強制的に学習をさせるだけの宿題に効果はない」という研究結果が広まっています。

日本ではまだ宿題を出す慣習が残っていますが、正直宿題って教師も負担なんですね。小学校の宿題なんかだと、よくあるのは

 

・音読
・漢字ドリル
・計算ドリル

 

あたりでしょうか。これを毎日見ようとすると、クラスに約40名の生徒がいた場合、宿題3種類だから1日に120回分の宿題をチェックしなければならないわけですね。

これは結構しんどいもんなんです。

ただ、学習習慣の定着を狙って宿題は出されていますので、生徒のための思って宿題を出しています。

出さなくて良いならば出したくない・・・と思っても不思議ではありません。業務が減りますからね。

もちろん、

お母さん
お母さん
宿題は先生が子供のことを思って出してくれているのね!感謝しなきゃ!

まで思って欲しいわけではありませんが、宿題の内部事情はそんな感じなんですよ。

そこで言われたのがこのセリフ。

お母さん
お母さん
うちは家庭の方針で宿題はやらせたくないので、やらせないようにしたいと思います。

というもの。まあそれはいいんです。こっちの業務が減るだけなので。

しかしそれは黙っておいて、宿題の趣旨と、できるだけやってきて欲しいという旨を説明しました。

そして何より、「宿題をやってきていない」ことが正当化されてしまうと、その子だけが特別な扱いを受けていると他の友達の噂になり、いじめの原因になり得ることが不安だったのです。

子供は特異な存在を異常に弾きたがりますからね・・・。

さて、他の事例に比べて、このセリフは「そこまでモンペか?」と思う内容かもしれません。しかし、肝心なのはここから。その保護者さんは、

お母さん
お母さん
フクロウ先生は宿題をやらなくても文句は言わないから、やらなくても良い。

的な内容を他の保護者さんに言い回ってしまったのです。

そうなると、家庭によっては習い事などで忙しいのに、なんとかして宿題をやっている家庭があるのも事実。

巡り巡って僕への不満と変化し、問い合わせが数件ありました。全てを説明したり釈明したりする手間に追われました。

 

モンスターペアレントの衝撃事例⑤:「給食費は払わないけど給食は食べさせろ」

 

義務教育段階の費用は基本的に国が払ってくれています。しかし、給食費は各家庭で払ってもらっています。

給食費を払ってもらっているから、我々は生徒に給食を食べさせることができるのです。そんな中で、こんなデータがあります。

 

(引用元:文部科学省_学校給食の徴収状況に関する調査の結果について

これの中段に、「学校給食費が未納の児童生徒数」という欄があるのですが、その割合は0.91%

約100人に1人くらいだと考えると、大体どの学校にも給食費が未納となっている児童がいるわけです。そして、その事情も様々。

経済的な理由であることも多く、ちゃんと事情を説明してくれれば、滞納してしまっている事情も理解し、待つこともできます。

そんな中で言われたセリフがこれ。

お母さん
お母さん
そもそも税金払っているのに給食費なんてなんで払わないといけないんですか?給食費は払う気がありません。

こちらの返答として用意できるのは、

フクロウ
フクロウ
どの家庭でも給食費を払ってもらって給食を提供できています。給食費を支払っていただけないならば、お子さんに給食を食べさせるわけにはいきません。

まあ、正論かなと思います。しかし、この話をすることはありません。

保護者との関係が悪化するのは間違いないですからね。

なにより、どんな状況になったとしても特定の生徒に給食を食べさせないなんて方法、取りたくありませんから。

ただそこらへんの生徒愛を、良いように受け取られているように感じます。この手のモンペは、

お母さん
お母さん
なんだかんだ言って、先生はうちの子にだって給食を食べさせてくれるわよ。

という感じに。当然ですよ。生徒は可愛いし、特にお金周りは子供に非はありませんから。

だから穏便に済ませようと頭を下げてお願いに回るしか、今のところ策はないのです。

 

モンスターペアレントの衝撃事例はまだまだある!全て子供を不利にしているけれども・・・

 

「モンスターペアレント」という言葉は蔓延し、教師と保護者さんの間で険悪な関係になってしまったケースもたくさんあります。

教師がモンスターペアレントという言葉を都合よく使っているケースもあるので、問題の根は深いです。

しかし、どのケースも最終的には子供が辛い思いをしているのだけは間違いありません。

保護者と教師が連携をとって、はじめて満足な教育ができます。

そこが崩れたら、子供は逃げ場がありません。

学校では先生に指導をされる。しかし、家ではお母さんお父さんがその先生の悪口を言っている。

どうすれば良いか分からなくなってしまいますよね。

そんな子供が減るために、モンスターペアレントが減るような社会になって欲しいと願います。

ABOUT ME
れぽん
れぽん
公立学校で教員をしています。 毎年担任をしていますが、持ち帰り仕事や休日出勤はゼロです! 試行錯誤しながら考えた仕事術なんかを書けたらと思います。 他にも、学生や保護者向けの記事、趣味全開の記事など書きます。 物書き楽しい!!
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