子育て

なんとなく学校に行きたくない・・・。それってサボリ?いいえ、違うんです。

 

どうも、フクロウです。

 

子供
子供
学校に行きたくない。理由は分からないけど・・・とにかくなんとなく学校に行きたくないんだよ。

 

というタイプの不登校が増えてきています。「なんとなく」という言葉を使って精一杯のSOSを出している子供が増えてきているのです。

 

不登校についての概要は、下の参考記事でも少し触れたのですが、無気力や非行とはまた違う、「なんとなく」という悩みを抱える生徒が増えてきていると、担任をしていても肌で感じます。正式な名前ではありませんが、「なんとなく型」としましょうか。

 

 

保護者さんの視点で考えると、

 

・「なんとなく学校に行きたくない」って、それってサボリじゃないの?
・「なんとなく学校に行くたくない」って言われても、どうすれば良いのか分からない。

 

と思うのは当然です。この記事では、この「なんとなく型」についての考え方と、解決策を不登校対応を何度も重ねてきた教師の視点で書いていきます。この「なんとなく学校に行きたくない」という理由の不登校は、ポイントを押さえれば必ず解決できます!

 

・「なんとなく学校に行きたくない」はサボリなのか?
・「なんとなく学校に行きたくない」という不登校の解決策とは?
・「なんとなく学校に行きたくない」と子供が感じないために、日頃から注意するべきこととは?

 

という流れで書こうと思います。3分くらいで読み終わるし、「なんとなく型」の不登校を解決する方向性は分かるので、ぜひ最後までお読みください。

 

 

 

「なんとなく学校に行きたくない」はサボリなのか?

 

保護者さんも悩んでいるし、生徒も悩んでいる。しかし、学校に行きたくない理由が「なんとなく」では、なかなか対策の方法が分からず見通しが立たないのも事実。そしてサボリなのか本当に悩んでいるのかを判断することも難しいですよね。

 

まず最も声を大にして言いたいのが、そもそも、学校に毎日登校するということは当然のことではなく膨大なエネルギーを使うことなのです。

 

だから、生徒は普段から何気なく当然のように登校していますが、それは生徒が毎日頑張って登校しているのです。

 

精神的に何かしらの影響があって登校するためのエネルギーが不足してしまうときに、「なんとなく型」の不登校は起こります。

 

サボリかどうか判断するポイント

 

そんな中で、疑いたくはないけれども一応サボリかどうかは判断したいところですよね。

 

サボリかどうかを判断するポイントはこれらです。

 

①ヘラヘラしているなど、雰囲気的に甘えている様子はないか。
②家で勉強するように言っても反抗してこないか。
③家で熱中しすぎていることはないか。
④最近、精神的にショックを受けたことはないか。

 

不登校のタイプとして「怠惰」というものがあります。要は「サボリ」ですね。「なんとなく型」はこの怠惰と混合されがちです。

 

①~③は怠惰にありがちな状態です。ビッグタイトルのゲームが発売された直後なんかは③はけっこうありますね。①と③は怠惰のことが多いですが、②は学力不振による不登校の気配もあります。

 

④については、親族やペットなど大切な命が失われたこと、失恋、家族の不仲など、「自分が大切にしていたものが失われた」ことが引き金になることが多いです。

 

「心に穴があく」という言葉がありますよね。その状態になってしまうと、学校に行くモチベーションが下がってしまいます。なので、心に穴があいた状態だと登校するためのエネルギーが足りなくなってしまいます。

 

例えばペットが亡くなったことが引き金だったとして、当の本人は、「ペットが死んでしまったから学校に行きたくない」とは思わないんです。引き金と、自分が学校に「なんとなく」行きたくない理由が、結びつかないんです。

 

だから、①~④を考えてみて当てはまらないようだったら、サボリではなく「なんとなく型」の可能性が高いです。

 

生徒は、「なんとなく」なんて理由で学校に行っていない・・・いや、行けていない自分に戸惑っているのです。生徒も間違いなく困っています。そのことを認識することが必要です。

 

 

 

「なんとなく学校に行きたくない」という不登校の解決策とは?

 

では、「なんとなく型」の不登校になってしまった場合の解決はどうすれば良いか書いていきます。ポイントは「受容」です。とにかく何事も受け入れましょう・・・。

 

「なんとなく学校を休みたい」と言われたら休ませてみる

 

上記の通り、何かしらの理由で登校するためのエネルギーが足りなくなったときに起こるのが「なんとなく型」の不登校なので、まずはエネルギーの補充が必要です。

 

だから、子供が真剣、もしくは戸惑っている様子で「なんとなく」と言って登校を渋ってきたら、休ませましょう。

 

保護者が答える言葉は1つだけ。

 

お母さん
お母さん
そっか。わかった。

 

これだけです。深追いはしない方がよいです。短く、ただ「あなたの思いは分かったよ」と共感している姿勢だけを示すのです。子供は言葉よりも感覚の方が優れているので、それだけでしっかり伝わります。

 

子供
子供
は困っているけれど、お母さんはそのことをちゃんと分かってくれたんだ。

 

こう思えるだけで生徒は相当救われるはずです。間違いなく。

 

ここは表情や声色で判断しなければならないので個人によって異なってしまいますが、怠惰なのか「なんとなく型」なのかを保護者さんがしっかり見切る必要があります。上記のポイントをしっかり見て判断してください。

 

「怠惰型」ではなく「なんとなく型」の不登校は、無理やり学校に行かせてもどんどん深刻化していく傾向があります。

 

自分の悩みを理解してくれない周囲に対してイライラが溜まってしまうのです。

 

休ませて、子供に”自分自身と対話する時間”を確保してあげましょう。ゆっくりゆっくり、自分の心と話し合わせましょう。

 

学校にはありのままを伝える

 

欠席の連絡は学校にしなくてはいけませんが、そのときに無理に理由を付ける必要はありません。

 

お母さん
お母さん
子供が「なんとなく学校に行きたくない」と言っているし、表情とかを見ても苦しそうなんです。だから今日は休ませようと思います。また放課後連絡させてください。

 

この言葉を音読すれば良いと思います。それだけで教師なら理解してくれるはずです。

 

不登校から子供を救うための5つのポイントを、現役教師が語ります。

 

この記事で、僕は「迎えに行ってでも学校に連れて行く」ということを書きました。僕はその方法で実績を残してきましたが、それは「保護者さんが対応に困っている」「保護者さんは学校に連れて行かせたい」という思いをもっているときです。

 

不登校の対応は「このパターンはこう」という一辺倒な考えでは通用しないのです。それでも解決策をまとめるために、大きく型は存在するのですが、やはり基本は子供一人一人に対応することです。とにかく受容して受容して、子供を見つめて一緒に考えて・・・を繰り返すしかないのです。

 

だから僕も、「迎えに行きましょうか?」と聞くことはありますが、断られたら迎えには行きませんし、保護者さんにはっきりと「今日は休ませる」ということを告げられたら迎えには行きません。

 

勉強はしっかり取り組ませる

 

「怠惰」と「なんとなく型」の最も顕著な違いは、家庭での学習に対しての意欲です。

 

怠惰は、学校をサボってゲームをしたり漫画を読んだりしたい欲が強いので、

 

お母さん
お母さん
学校を休んでもいいけど、家では学校と同じ時間だけ勉強するのよ

 

と言うと、露骨に反抗してきます。学校に休むことが許されたのに、それでも満足できない。つまり、学校を休むこと以外に、もっとやりたい欲があるのです。学校を休むことが最優先事項ではないのです。

 

しかし「なんとなく型」は、別にサボりたいわけではないので学校と同じ時間だけ勉強することに抵抗はありません。

 

心にエネルギーが充填され、いざ学校に戻ろうとしたときに学習が追いついていないと、今度は学習面が不安で不登校になってしまいます。

 

 

もし家庭での学習に難しさを感じるようならば、オンライン家庭教師を利用してみるのも良い手です。移動時間がないので時間を無駄にすることはありません。

 

とにかく生徒を学習から遠ざけないこと。それが不登校対策の常套手段です。

 

学習から遠ざける=登校から遠ざける

 

だと思ってください。残酷なようですが、ここが踏ん張りどころです。

 

保護者が言わない方が良い言葉

 

「なんとなく型」の不登校は、子供が自分の心と落ち着いて対話して、ゆっくりエネルギーを充填していけば解決できます。そのために楽しい買い物をしてみたり、どこかへ旅行してみたりするのも良いでしょう。

 

ただ、充填してきたエネルギーを大人が削ってしまうことがあるのです。

 

子供
子供
僕だって悩んでいるし、頑張って解決しようとしているのに、みんなは分かってくれないんだね・・・。

 

となってしまうと、一気に深刻化です。特に保護者さんは生徒にとって最も身近で大切な存在。そんな人に否定されたら立ち直れなくなります。

 

▲義務教育なんだから行きなさい!
▲学校に行くのが普通なんだから行きなさい!
▲なんで行かないの?
▲サボりたいだけなんじゃないの?

 

といった言葉、よく聞きます。僕のところの保護者さんも、これらを言ってしまって後悔した人が多いです。

 

子供
子供
学校を休みたい。理由は分からないけど。

 

と言われたら、保護者さんもカチンとくると思うんですよ。でも、子供は言葉を知らないだけ。もしかしたら自分で気づいていない裏で大きな悩みを抱えていることもあるのです。だから大人が感情的な言葉を使うのではなく、まずは子供の思いを受容してあげましょう。

 

 

 

「なんとなく学校に行きたくない」と子供が感じないために、日頃から注意するべきこととは?

 

「なんとなく型」の不登校は、子供も保護者も全く気付かない間に引き金が引かれることがあります。

 

同じ例を使うと、「ペットの死」。

 

子供も保護者もペットが亡くなって悲しい。けれど、そのことが不登校の引き金になっているとは気付かない。だから子供の言葉では「なんとなく」となってしまう。

 

だからこそ、正直「なんとなく型」の理由をはっきり追求する必要はありません。生活の中で起きたこと全てが引き金になり得ると考えたら、追求すること自体難しいです。

 

心のエネルギーを減らすマイナス面を探すのではなく、心のエネルギーを充填しまくるプラス面を増やしましょう。

 

例えば・・・

 

○夕飯は可能な限り家族みんなで食べる。
○どんな些細なことでも褒める。
○「あなたが当然のことのようにやっていることは、実はすごいことなんだよ」と力を認める。
○1日に3回、親から子供に「ありがとう」と言う。
○子供の前で笑うときはちょっと大げさに笑う。

 

親族やペットの死、失恋や日常で起きるショックな出来事・・・それらを回避することは不可能です。だったら、どんどん子供の心に温かい風を吹き込んでやりましょう。

 

・親からの感謝
・自分の力を認めてもらえる
・褒められる

 

これらは子供にとって温かい気持ちになりやすいです。大人が意識して取り組むだけで、間接的に「なんとなく型」の不登校を予防してくれます。

 

 

 

まとめ ~「なんとなく学校に行きたくない」不登校は必ず解決できる!~

 

「なんとなく」

 

その言葉は、自分の心と不登校のきっかけを把握できない、子供からの精一杯のSOSです。

 

だからこそ、大人が子供の心を受容してエネルギーを推測する必要があるのです。表情や声色、雰囲気などからですね。「何かいつもと違う」と感じる感覚があったら、その直感は正しいです。注意警報を鳴らして見守る必要があります。

 

「なんとなく型」不登校の解決策

・怠惰ではないと判断したら、まずは休ませてみる
・学習には学校と同じだけ取り組ませる
・子供にかける言葉には最大限の注意をする
・子供の思いを受容する
・子供に感謝し、子供の力を認める

 

「心のエネルギー」を意識すれば、「なんとなく型」の不登校は必ず解決できます!

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

では、また~。

 

ABOUT ME
フクロウ
フクロウ
公立学校で教員をしています。 毎年担任をしていますが、持ち帰り仕事や休日出勤はゼロです! 試行錯誤しながら考えた仕事術なんかを書けたらと思います。 他にも、学生や保護者向けの記事、趣味全開の記事など書きます。 物書き楽しい!!
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