子育て

思春期の子どもとの接し方は「温かい放置」!その方法を現役教師が語ります。

【本記事のターゲット】

・思春期の子どもに反抗されることが多く、接し方が分からない方
・終わりが見えない思春期の子どもからの反抗に心が折れそうになっている方

お母さん
お母さん
最近学校どうなの?勉強はついていけてるの?友達とは上手くやってるの?
思春期学生
思春期学生
うっせえんだよ!いちいち聞いてくるんじゃねえよ!関係ねえだろ!

みたいなやり取りは、子どもが思春期になったら多くの家庭で行われるものです。

親は当然昔の子どもなので、自分が思春期だったころの思い出があるはず。

今じゃ思い出したくもない黒歴史の100や200あるでしょう。

その思春期が終わり今を迎えているわけですよね。つまり、思春期がいつか終わることを大人は知っているということ。

しかし、それでも終わりが見えない我が子の思春期に心を悩ませ、

お母さん
お母さん
私の育て方が悪かったのかしら・・・

と不安に思ってしまう保護者さんも多いと思います。

これまで褒めて伸ばしてきたお子さんも、急に態度が変わってしまうことすらあります。

褒め方についても記事を書いているので、もしよかったらお読みください。

今回の記事では、数多くの思春期学生と接してきた現役教師の僕の視点で、思春期の子どもとの接し方を書いてみようと思います。

結論としては、「温かい放置」が1番効果的だと思っています。

そして、どれだけ反発してきても、親のことを本心で嫌いな子どもには会ったことがありません。

だからこの記事に目を通してもらって、お子さんとの接し方について突破口を見出してもらいたいです。

3分くらいで読めますし、思春期の子どもとの接し方の見通しをもてるので、ぜひ最後までお読みください!

 

思春期の子どもはなぜ反発してくるのか

まず、そもそも思春期の子どもってどんな接し方を求めているのか?逆に嫌うのか?について考えてみます。

子どものメンタル的な部分に目を向けることで、突破口が見えることはよくあります。

 

思春期の子どもは基本的に中二病

「中二病」・・・それはかつてのネットスラングでしたが、だいぶ世間にも広まりましたよね。

意味としては、極端なかっこつけや現実逃避、一匹狼ぶりたがる言動や行動などがあります。

幽遊白書の飛影が放つ「邪王炎殺黒龍波」はザ・中二病な技名ですね。

現実離れした技(そもそも漫画だし)ですが、これを本当に打てると信じるケースもあります。

ちなみに、僕がこれまで担当した思春期の生徒の語録は・・・

・先生は光と闇ではどちらが好きですか?
・先生、気配の消し方を教えてください
・先生でも僕の後ろに立つと危ないですよ

などなど、他にも山ほどありますがこれくらいにしておきます(笑)

女子はちょっと方向性が異なり、男子よりは精神年齢が高いので現実的です。

しかし、「一人で生きていける」「別に親の世話にならなくても大丈夫」などを言い出すことは多いですね。

別に中二病について解説したいわけではないんです。

ポイントはここから。

思春期の子どもたちは、これらのような中二病っぽく現実を知らないような、大人からしたら幼稚な考えを、彼らなりに真剣に考えてるってことなんです。

 

思春期の子どもは自分の考えを否定される接し方を極端に嫌う

思春期の子どもは小学生のキラキラした幼い可愛さから、大人のカッコよさへ渡っていく過渡期にいるのです。

だからこそ中二病的な発想も必要な段階であり、彼らも別にふざけているわけではありません。

ただ、大人はその考えを否定しがちです。いや、バカにしがちです。

自分の気配を消す特訓をしていても、一人で生きていくと生意気にも荷物をバッグに詰めていても、それらは彼らにとって本気。

誰だって本気なものを馬鹿にされたら怒ります。

それと同じように思春期の子どもたちは感じてしまいやすいだけだと僕は思うのです。

そしてそれは自分の考え方の否定という認識になり、大人に反発するようになってしまうのです。

大人にとって幼稚に感じるようなことを真剣に考えるのが思春期の子ども。しかし、否定してはいけない。彼らは本気なのだから。

 

スポンサーリンク

思春期の子どもとの接し方「温かい放置」とは?

僕も近場で有名な尖ったヤンキー君とか家出少女とかの相談を受けたことがありますが、「温かい放置」は効果的だと感じます。

ここでは、その温かい放置の意味について書いていきます。

上の画像のドラえもんに保護者がなるイメージです。

思春期の子どもは基本的に放置する

上述の通り、思春期の子どもは中二病的な考えが多く、愚かなことに何でも自分一人で何とかなると思いがちです。

そしてそれが間違っていて、周りに助けられながら生きていることを意識できたとき、思春期は終わり大人になるのだと思います。

だから、やらせてみましょう。

放置して、その現実を知らない幼稚な考えでどこまで通用するのか、見守ってやりましょう。

フクロウ
フクロウ
お前の好きなようにやってみろよ。

ってことですね。よくお母さんが怒ったときに言う

お母さん
お母さん
じゃあもう勝手にしなさいよ!!私はもう何も知らないからね!!

とは違う性質のものだと思ってください(笑)

放置をされるということは、自分の考えを肯定されているということ。

放置をされるということは、自分の力を信じてくれているということ。

これも一つの信頼の形です。

お母さん
お母さん
だって、放置してたらすごい失敗をしてしまうかもしれないし・・・。

という思いも分かります。心配ですよね。

でも、失敗してもいいって考え方はどうでしょうか?

失敗も許され、それこそ中二病よろしく、不死鳥のように舞い戻ることができるのが思春期です。

子どもが失敗するチャンスを奪わないでやってください。彼らは自分の力を試したいのです。

 

とはいえ、思春期の子どもが失敗したら・・・

僕も思春期の頃にとんでもない失敗をして家族を巻き込んでしまいましたが、そのときに初めて家族からの支えを感じました。

情けない話ですが、思春期のころは本当に独りよがりで、周りからの支えに気づけませんでした。

そんな僕が思うに、思春期の子どもが失敗したときにこそ保護者の出番です。

フクロウ
フクロウ
どうだ、何か困ったか。必要なことがあれば言えよ。

と子どもを鼓舞し、支えるのが保護者の役目。

そしてその背中を見て、真の大人の力と器を知り、自分の力不足と意識の甘さを恥じるのだと思います。

失敗しても突き放すのはただの放置。ダメです。

「温かい放置」とは、失敗した後の支えがあるからこその「温かさ」なのです。

子どもが失敗するチャンスを奪わず、失敗も含めて見守る。
そして、失敗したときに子どもを支えるのが「温かい放置」の真髄。
のび太を見守るドラえもんになるイメージをもとう。

 

思春期の子どもへの「温かい放置」をするには、事前の約束事が必要

温かい放置は、子どもの力を信じ、自分の人生の舵を取らせるが、見放しはしないという方策です。

しかし、完全に丸投げするにはまだ思春期では幼いです。

だから、

お母さん
お母さん
なんかうちの子、思春期に入ってきた気がするわ・・・

と感じたら、「基本的に任せるけど、これだけは守って」という約束事を決めましょう。

破っちゃいけないラインを決めるイメージですね。

これは家庭の教育方針によると思うのですが、僕がおすすめするのは

・金銭的な約束(金の貸し借りはしない等)
・時間的な約束(門限等)
・対人的な約束(暴力をふるわない等)

ですね。

いくら自分本位な考えを思春期の子どもがするにしても、予めの約束事はある程度守るものです。

それは思春期うんぬん以前に、幼稚園や小学生からの培われてきた感覚なので、そうそうないがしろにされるものではありません。

 

思春期の子どもとの接し方で最も有効なのは「親が笑う」こと

以上で僕がおすすめする「温かい放置」についての話は終わりです。

しかし、僕的にはこの「温かい放置」はあくまで手段なんです。

生まれたときから世話をしてくれた親が笑ってくれていること・・・それが最も有効な思春期の子どもとの接し方だと思います。

しかし、長期かつ激しい反抗をされ、親の心は疲れて笑えなくなっていきます。

そんな「笑えない心」を救うために放置という方法を考えた部分もあるのです。

仮にめちゃくちゃな反抗をしてくる思春期のお子さん(A)がいたとしましょう。

しかし、そのAさんのお友達が、Aさんの親を馬鹿にしたら、Aさんは絶対に怒ると思いますよ。いえ、怒ります。

冒頭でも述べましたが、親を本心で嫌っている思春期の子どもなんて、数百人の子どもを担当してきた僕が見たことないんです。

思春期のお子さんがいる保護者さん、大丈夫です。

思春期、反抗、中二病、失敗、挫折・・・全てを乗り越えて大人になっていくお子さんを信じましょう。

これまで育ててきた我が子の力を信じましょう。信じて放置しましょう。

そして放置して、いつかするであろう失敗をしたとき、優しく支えてあげましょう。

まとめます!

思春期の子どもとの接し方

・思春期の子どもは独りよがりでかっこつけな考えをしがちだが、それを否定してはいけない
・子どもの失敗を親が奪ってはいけない
・子どもの力を信じて、失敗すら受け入れる放置をする
・そうすれば、子どもは親が自分のことを信じてくれていると感じる
・いつか失敗するから、そのときにしっかり支えるのが「温かい放置」
・思春期の子どもがいくら反抗しても、親のことを嫌いになったわけではない
・思春期の子どもへの一番の接し方は、親が笑顔でいること

では、また~。

ABOUT ME
れぽん
れぽん
公立学校で教員をしています。 毎年担任をしていますが、持ち帰り仕事や休日出勤はゼロです! 試行錯誤しながら考えた仕事術なんかを書けたらと思います。 他にも、学生や保護者向けの記事、趣味全開の記事など書きます。 物書き楽しい!!
こちらの記事もおすすめ!