

小学生向けのプログラミング教室は近年どんどん増え続けており、選ぶ側も何を基準にして選べばよいかわからなくなりますよね。
また、職業柄様々なスクールを見てきましたが、月謝に対して中身が伴っていないものもちらほら・・・。
そこで今回は、小学生向けプログラミングに関わる仕事をしている立場から

というスクールを厳選してお伝えしたいと思います!
私についてはこんな経歴であり、多少は信頼度のあるお話ができるのではないかと思います。
せっかくお子さんが興味をもったプログラミングですし、後悔のないよう選んでもらうために頑張って書くのでぜひ最後までお読みください!
小学生向けプログラミング教室の選び方
実は子供向けプログラミング教室はスクールによって特徴がかなり違います。
大人向けのプログラミング教室だったら、どこもプログラミング言語を学んでエンジニアに転職するなど”仕事で使えるかどうか”が重視されます。
それに対して、子供向けプログラミング教室は仕事向け一本を狙っているのではなく、ロボットやゲームを作ったり、最新のガジェットに触れたり、大人と同じようにプログラミング言語を学んだりと、様々な内容があるのです。
ということは、子供向けプログラミング教室を選ぶ際に最も大切なことは「お子さんがプログラミング教室で何をしたいのか」を明確にすることです。
同じ料理屋でも、居酒屋はお酒に合う料理が出てくるしパスタが食べたければイタリアンに行くと思います。
寿司を食べたくてイタリアンに行く人はいませんよね。
それと同じで、子供向けプログラミング教室と一言で言ってもどこに行くかで充実度は変わってくるということです!
プログラミング教室を選ぶ前に「何をしたいか」を考えよう!
結論:小学生向けプログラミング教室のおすすめは3社
では、ここからは具体的にどのプログラミングスクールがおすすめなのかをランキング形式で紹介していきます!
ロボットやコーディングなど、どんな分野が得意でどんな特徴あり、どんな方におすすめなのかも踏まえて紹介していきます。
ぜひお子さんに合いそうなプログラミングスクールを探してみてください!
LITALICOワンダー
小学生向けプログラミングスクールとして抜群の知名度と実績を誇ります。
無料体験授業やオンラインはもちろん、ロボットからプログラミング、3Dプリンタを使ったデザインコースなど豊富なコースが用意されています。
自分がやりたいことが間違いなく見つかる万能スクールです。
Tech Kids
IT業界の大企業「サイバーエージェント」が親会社として運営されている小学生向けプログラミングスクールです。
自宅でも学べるオンライン学習に特化したコースで、面談満足度90%を超える充実したカリキュラムが魅力。
コーディングに強いスクールなので、将来的にエンジニアやゲーム作成などを目指したいお子さんにピッタリです。
プログラミングキッズ
アプリ開発やWEBサイトを作っているプログラミングのプロ集団「ナンバーワンソリューションズ」が運営するプログラミングスクールです。
スクラッチなど実際の学校現場で使われている教材を使用しており、学校での成績にも直結しやすいです。
小学生の中でも細かくコース分けしているので自分に合ったレベルから始められるのも丁寧です。
もう結論を出してしまいますが、私が数ある小学生向けプログラミング教室の中で選んだのはこの3校です!
どこも自信をもっておすすめできる教室ですが、ここから先はその理由や特徴をお伝えしたいと思います。
なお、新型コロナウイルス禍もあり、オンラインレッスンに対応している教室のみ集めました。
小学生向けおすすめプログラミングスクール①LITALICOワンダー
LITALICOワンダーは小学生向けプログラミング教室では1番の知名度を誇ります。
定番といいますか、とりあえずここを選んでおけば間違いない!という安心感があります。
LITALICOは「テクノロジー×ものづくり」をテーマに掲げており、子供が

と思ったものを自分の力で作れるような環境が整っています。
コースは大きく分けて3種類。
ココがポイント
〇ロボット系
〇ゲーム&アプリ系
〇ものづくり特化系
そして、ロボット系とゲーム&アプリ系については基本コースとより専門的に学ぶコースの2種類が用意されています。
図にするとこんな感じです。
プログラミング教室って探してみるとコースの数が多すぎて何を選べば良いかわかりにくいところも多いです。
しかしリタリコはこれだけシンプルなコース分けで多くの子供のニーズを満たせているのは素晴らしいポイントですね。
リタリコワンダーがおすすめな方
- ロボットが好き
- ものづくりが好き
- ゲームを作ってみたい
- 将来プログラマーになりたい
- 3Dプリンターなど最先端の道具に触ってみたい
- 未経験だけどプログラミングに興味があり始めてみたい
- 教室選びにこだわりがなく、とりあえず定番のスクールに入れたい
ちょっと多すぎるような気もしますが、それだけリタリコワンダーは子供向けのプログラミング教室として盤石の地位を築いています。
無料体験(公式HPの右上から申し込みできます)も実施しているので一度申し込みしてみて様子を見てみるのも良いと思います!
小学生向けおすすめプログラミングスクール②Techkids
TechKidsはスマホ業界などで大手の「サイバーエージェント」を親会社に持つ子供向けプログラミング教室です。
サイバーエージェントといえば「グラブル」「ウマ娘」「バンドリ!」など大ヒットアプリを多数開発している企業であり、それだけの資本と実績があります。
TechKidsもそのノウハウを生かした運営がされており、小学校でプログラミング教育が必修となる前から小学生にプログラミングを学ばせる必要性を訴えていました。
リタリコワンダーが「なんでもできるオールマイティ型」ならば、TechKidsは「プログラミング特化型」です。
3Dプリンターなどものづくりやロボットに関するコースはなく、プログラミングをひたすら学び、自分が作りたいゲームやアプリを開発することに的を絞っています。
それだけに講師の方々もプログラミングに関しての知識が深く、子供に分かりやすく根本から丁寧に教えてくれます。
なお、保護者向けの満足度調査でもTechKidsは抜群の数値を残しており、その指導力の高さがうかがえます。
また、新型コロナウイルス禍において、「オンラインでのプログラミング学習ができるかどうか」は教室の選び方において重要なポイントだと思います。
TechKidsはリアルの教室で面と向かって教えてもらうスタイルはもちろん、オンラインでのレッスンもあります。
ここまではプログラミング教室全体の中でもよくある話ですが、TechKidsはリアルとオンラインで月謝が変わってきます。
つまり、オンラインで受講する場合月謝を安く抑えることができるのです。
また、プレゼンテーションやデザインの講座もまとめて学ぶことができ、大人になって必要なスキルを網羅できるのもポイントです。
ちなみに、AppleのCEOであるティムクック氏相手にTechKidsの受講生(小学生)がプレゼンテーションをしたという実績もあります。
世界のトップ相手にプレゼンできるチャンスがあるのは世界的な大企業を親会社にもつTechKidsだけでしょう。
コースは3種類。
ココがポイント
〇継続学習コース(リアルで対面レッスン)
〇オンライン継続学習コース(オンラインでレッスン)
〇短期体験コース
3つといっても非常にシンプルで分かりやすい構成になっています。
短期体験コースは名前の通り体験コースなので、あくまでTechKidsがお子さんに合うか合わないか吟味したいときに使うコースです。
そうなると継続学習コースがオンライン継続学習コースのどちらかになるのですが、これはリアルが良いかオンラインが良いかの好みです。
月謝で選んでも良いし、家からの距離で考えても良いでしょう。コロナが落ち着くまではオンラインで受講し、時期を見てリアルに切り替えるのもアリですね。
図にするとこんな感じです。
これだけの盤石な資本をもつTechKidsですが、おすすめな方はこういった方々です。
TechKidsがおすすめな方
- 将来プログラマーになりたい
- ゲームやアプリの開発をしてみたい
- 集団ではなくマンツーマンのレッスンが良い
- 企業のネームバリューがあると安心だ
- プログラミングを通してプレゼン力なども高めたい
- オンラインで受講の場合月謝が安くなると嬉しい
継続学習コースとオンライン学習コースはHPのページが分かれているので両方リンクを貼っておきます。
好みの方を選んで内容を見てみてください。(赤がオンライン、青がリアルのレッスンです)
もちろん無料体験レッスンもあるので、お試しで受けてみるのもおすすめです!
小学生向けおすすめプログラミングスクール③プログラミングキッズ
最後は「プログラミングキッズ」というプログラミング教室です。
プログラミングキッズは「ナンバーワンソリューションズ」という会社が運営するプログラミング教室ですが、正直リタリコワンダーやTechKidsより知名度は劣っています。
しかし、プログラミングキッズはラスボスのような2社を相手取っても十分戦える独自のシステムが魅力です。
まず、プログラミングキッズの理念は「21世紀型スキルの育成」です。
21世紀型スキル・・・ってあまり馴染みのない言葉ですよね。
メモ
1 思考の方法(Ways of Thinking)
① 創造力とイノベーション
② 批判的思考、問題解決、意思決定
③ 学ぶことの学習、メタ認知(認知プロセスについての知識)
2 働く方法(Ways of Working)
④コミュニケーション
⑤コラボレーション(チームワーク)
3 仕事のツール(Tools for Working)
⑥情報リテラシー
⑦情報通信技術のリテラシー(ICTリテラシー)
4 世界の中で生きる方法(Skills for Living in the World)
⑧地域と国際社会での市民性
⑨人生とキャリア
⑩個人及び社会における責任(異文化の理解と異文化への適応力を含む)
という堅苦しい言葉が並ぶのが21世紀型スキルなのですが、これからの教育に必須だと世界中で言われている力です。
Windowsで有名なMicrosoft社も絡んでいる言葉ですね。
日本では学校関係者くらいしかこの言葉を使うことはないでしょう。
しかし、プログラミングキッズはこの21世紀型スキルに重きを置いて、子供たちが未来をたくましく生きることができるようプログラミングを教えていく理念をもっています。
つまり、プログラミングキッズは学校教育に精通しており、未来を見据えた指導をしてくれるプログラミング教室ということです。
私もたくさんの小学生向けプログラミング教室を知っていますが、21世紀型スキルを持ち出す教室はプログラミングキッズしかありませんでした。
学校教育に精通しているからなのか、使用しているアプリも「Scratch」という小学校の授業で扱うアプリを使用しています。
もちろんPytonなど専門的なプログラミング言語も学ぶことができますが、いきなり難度の高い言語を学ぶのではなくScratchから始めてくれるのは初心者さんに優しい配慮ですね。
ロボットの扱いもあり、「LEGO マインドストームEV3」というブロックを使用しています。
このマインドストームも小学校の授業で扱われることのある教育専用LEGOです。
会社の話でいうと、ナンバーワンソリューションズ自体プロのプログラマーがたくさん在籍しており、そもそも指導者のスキルが高いです。
リタリコワンダーやTechKidsにもスキルの高い指導者がいることが人気のポイントですが、プログラミングキッズは特に「子供にプログラミングを教えること」の専門家が多いです。
コースは3種類ですが、オンラインとリアル両方とも共通しています。
ココがポイント
〇ベーシックコース(小1~2年生)
〇アドバンスコース(小3~6年生)
〇実践コース(アドバンスコース2年修了者向け)
学年別に「ベーシックコース」「アドバンスコース」とあり、アドバンスコースを2年修了すれば実践コースを受講できます。
また、ナンバーワンソリューションズは「コードオブジーニアス」という中・高校生向けプログラミング教室も開講しているのですが、これは小学生でも希望すれば受講することができます。
実践コースを修了しても物足らなくならず、さらにレベルアップできる仕組みができるわけですね!
プログラミングキッズがおすすめな方
- ロボットも扱ってみたい
- 将来プログラマーになりたい
- 指導者のレベルは高い方がよい
- 学校の勉強とプログラミングの習い事を関連付けたい
- 中学生、高校生になってもプログラミングを学びたい
- 企業のネームバリューではなくレッスンの内容を重視したい
個人的に講師のレベルはプログラミングキッズがピカイチだと思っておりますので、講師のレベルを重視される方には特におすすめなプログラミング教室になっています。
小学生向けプログラミング教室はとりあえず無料体験を受けてから考えよう
ということで、小学生向けプログラミング教室3校をおすすめしてみました。
小学生向けプログラミング教室は近年一気に増えてきており、中にはビジネス目当てであまり中身が・・・というところもあります。
そうなると判断する基準はネームバリューと実績、講師のレベルや口コミになってきます。
そういった観点で見たとき、どこを選んでも満足してもらえる教室を厳選してお伝えしたつもりです。
あとはお子さんの好みに合わせて選んでもらえたらと思います。
では、素敵なプログラミングライフを!