子育て

知ってますか?3学期の始業式からの過ごし方次第で、次の学年の1年間が充実するのです。

 

どうも、フクロウです。

 

公立学校ではいよいよ3学期が始まる頃ですね。これまで1.2学期の約150日を共に過ごしてきた友達と別れ、散々口うるさいことを言ってきた担任ともお別れです。

 

先生、次の学年で子供がやっていけるか不安です・・・。

 

と保護者さんからよくこの時期は相談されます。やっぱり新しい環境になるのは不安ですよね。大人でも転勤などで環境が変わると不安にあるし、子供でも同じですよね。

 

そこで今回の記事では「3学期の過ごし方」をテーマとし、次年度に繋がる3学期の過ごし方を、これからクラスの終わりを迎える担任の観点で解決します!

 

具体的には

 

・3学期と他学期の違い
・友達との関わり方
・今年度の学習と次年度の学習の繋がり

 

の順番にポイントを書いていきます。

 

2分くらいで読み終わるし、「3学期にどんな生活をすれば次年度に繋がるか」が分かると思うので、ぜひご一読を!

 

 

 

3学期の始業式って他の学期とどう違うの?

 

担任視点からすると、3学期は異質な学期です。

 

健全な学級に在籍している生徒ならば、多くの場合3学期に抱くイメージは

 

不安

 

かなと経験上思います。

 

大人になっても未来に不安を感じるように、子供は「1つ上の学年に進級する」という確定した未来に不安を感じるのです。

 

でもそれはおかしくなんかなくて、むしろそれだけ今の学級で頑張ってきたということ。

 

将来に”不安”を感じるならば、それはつまり現在に対して”未練”が少しでもあるということだから。

 

ただ担任サイドの視点からすると、4月の始業式で初めて顔合わせをする生徒の、「しっかり未練を乗り越えてきた」顔はよく分かります。

 

そして、その生徒は1年間を通して健全な成長を遂げてくれます。未練を乗り越える心の強さをもった生徒は、大抵のことでは挫けることがないのです。

 

ただなんとなく終わりを迎えるのではなく、しっかり逃げずに「今年度のクラスとの別れ」と向き合った人こそ、次年度に繋がる終わり方ができます。

 

3学期は寂しくて切ないものです。そして何よりも今の学級のありがたさが分かり、次の学級に繋げることができる、そんな大切な時間なのです。

 

そしてその大切な時間の始まり・・・「終わりの始まり」が3学期の始業式なのです。

 

 

 

3学期の始業式から修了式までの友達との関わり方編

 

クラス替えについてはまた別の記事で書くとします。

 

ただ、”進学”ではなく”進級”の場合、多くの学校ではクラス替えがあります。もちろん単級の学校は増えてきていますが、それでもまだ最低2学級併行の学校が多いです。

 

例えば2年2組にAくんとBくんがいたとします。

 

そして、3年2組に進級しても同じクラスだったとします。

 

ただ、当然周りは2年2組の人は少なく、せいぜい多くても半分でしょう。

 

その中で”2年2組の人しか知らない思い出”を3年2組で複数回話題にしたら、3年2組で新しく同じクラスになった友達はどう思うでしょうか?

 

感じるのは疎外感です。

 

自分たちが知らない思い出を楽しそうに話している・・・それはさながら、「あなたは知らないけどこんな楽しいことがあったのよ」と言っているよう。

 

もちろん、「へー、そんなことがあったんだー」と受け流したり、むしろ興味をもって聞いてくれる人もいるでしょう。ただしそんな芸当ができるのは相当な精神年齢に成長している稀有な生徒だということはご理解ください。

 

我々大人でも、「小学校の友達がさー」みたいな、自分が知らない人の話を延々と話されてもおもしろくないですよね。それと同じです。

 

勘付かれた方もいると思いますが、疎外感を与えた生徒に対して子供の反応はあまりにもリアルです。

 

3年2組で2年2組の思い出を何度も話してしまい、クラスの半分の生徒に疎外感を与えてしまったAくんとBくんは、3年2組で新しく同じクラスになった友達(Cくん、Dくんとしましょうか)から下手したら攻撃されるかもしれませんし、下手したら仲間外れにされるかもしれません。

 

この場合、担任は間違いなくCくん、Dくんを指導します。

 

なぜなら、AくんとBくん自身には自分たちの話題が周囲に疎外感を与えているなんて感覚はないから。

 

しかし、CくんやDくんの視点からすると明白な理由があったのです。

 

もちろん仲間外れにした行動自体は指導されるべきですが、CくんやDくんがその行動に至った理由まで辿り着くと、「楽しかった2年2組の思い出が疎外感を与えていた」「先に仲間外れにしていたのは自分たちだった」という結果をAくん、Bくんに突き付ける結果になります。

 

じゃあ、AくんとBくんはどうすれば良かったのか?

 

正解は、

 

2年2組のうちに楽しかった思い出を話し尽くしておく

 

です。

 

そして、それができるのは1学期や2学期ではなく、3学期だけなのです。

 

Aくん、Bくんは2年2組で同じクラスだった。それは事実です。ただし、”3年2組”で同じクラスになった場合、2年2組での思い出は心にしまっておいて、3年2組での新しい思い出を自分たちで作っていく前向きさが大切になるのです。

 

そしてその前向きさが、CくんやDくんを巻き込んで「自分たちのクラスをつくる」というモチベーションに繋がり、楽しそうな雰囲気はクラス全体に波及していきます。

 

AくんやBくんのように「楽しいクラスをつくることができた」という経験は貴重なものです。本人たちの頑張りと担任の指導が見事に混ざり合った結果なのでしょう。

 

3学期でひたすら今の友達との思い出を語り尽くしておくべきだし、担任はその時間を潤沢に用意するべきです。それが次学年での友達との円滑な関係をつくる基盤となるのです。

 

そして保護者なり担任なりが教えてやる必要があるのです。

 

「クラス替えしたら、新しいクラスの友達との思い出をたくさん作ろうね」

 

「あなたは今年のクラスで楽しい思い出をたくさん作ることができたんだから、クラス替えしても大丈夫だよ」

 

と。それが子供を安心させ、次年度を迎えることの不安を「次のクラスでも大丈夫だ」という希望に変えるのです。

 

 

 

3学期の始業式から修了式までの学習の帳尻合わせ編

 

ここからは学習編。

 

Aくんたちにはまた同じ条件で登場してもらうとしましょう。

 

Aくんは3年生になりました。そして3年生では新しい担任がつきますね。

 

その担任は、「2年生の学習は全てこなしてきている」と判断して3年生の授業をしていきます。

 

現在の教科書は半端なく分厚く、1年間ガンガン進めてやっと終わるくらいの分量なので、前学年の内容に戻っている余裕はありません。残念で残酷なことは申し訳ないですが、それが国の方針だということはご理解ください。

 

しかし、何事も全ては見方次第で変わるものです。

 

3年生で新しく全員が同じスタートラインに立つならば、2年生で勉強が苦手だった人にとってもチャンスということです。

 

Aくんたちの場合、3学期中に自主学習で2年生の学習を一通り振り返っておけば、間違いなく3年生のスタートは良好になります。

 

自主学習については方法や捉え方などを書いてますので、ご覧になってください。

 

 

逆にいえば、3学期に学習に対しての対策を何も取らずに次の学年を迎えると、かなりの確率で4月にコケます。

 

それは当然の仕組みで、理由は単純です。次の学年になれば学習内容の難度が上がるからです。

 

そして4月にコケると、

 

「また今年も勉強は辛いのか・・・」

 

「今までは大丈夫だったけど今年は勉強難しい・・・」

 

と、学習に対して一歩後退することになります。

 

当然Aくんたちが進級し続けて最高学年になったり、進学したりしても、「学年が上がれば学習内容の難度が上がる」という法則は崩れることがないので、毎年4月に一種の絶望感を感じることになります。

 

これを防ぐためにも3学期を使って「今年度の学習内容の定着」を図るのは大切なのです。

 

別に「勉強が全て」と言うつもりはありませんし、学習に極端な苦手意識がある生徒がいるなんてことは百も承知です。

 

しかし、どれだけ「勉強は苦手だから別の分野で頑張る」などの心構えをしても、実際にテストの点数を見たり毎日受ける授業で辛さを感じると、心が傷ついていくのです。

 

だから、できる対策はやりましょう。手が打てる限り打ちましょう。

 

 

 

まとめ ~3学期の始業式からやるべきことをやれば、次学年が充実する~

 

「友達編」では、今までたくさんの思い出を作ってきた友達との別れ方について、そして新しいクラスの友達との関わり方について書きました。

 

「学習編」では、新年度にスタートラインがリセットされることをメリットとして捉え、今年度の学習内容を振り返ることの大切さについて書きました。

 

どちらかをこなせば良いわけではなく、両方が必要だと感じます。そして、”友達”と”学習”という、生徒にとって大きな要素を乗り越えることができたとき、新年度を充実させる”心構え”ができるのです。

 

3学期はこれから始まりますので、僕は自分の生徒に「終わり」を意識させながら生活させます。

 

そして友達との思い出を語り尽くす時間はたくさん用意するし、学習内容も1年間分復習します。始業式からの毎日が勝負ですね!

 

それが、次の学年に進級する彼らにとって力になるということを知っているので。

 

担任の裁量によっては軽視されがちな部分でもあるので、保護者向け記事というカテゴリで書いてみました。参考になれば幸いです。

 

では、また~。

 

ABOUT ME
フクロウ
フクロウ
公立学校で教員をしています。 毎年担任をしていますが、持ち帰り仕事や休日出勤はゼロです! 試行錯誤しながら考えた仕事術なんかを書けたらと思います。 他にも、学生や保護者向けの記事、趣味全開の記事など書きます。 物書き楽しい!!
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